日本平和学会 2008年度秋季研究集会

みなさん。こんにちは、HARUです。



日本平和学会 秋季研究集会名古屋学院大学で行われるそうです。
詳しいことは↓↓こちらをご覧ください。



大会統一テーマは、
「共生と平和―ローカル・グローバル」

開催趣旨

ともに生きる。共生。人々が仲良く平和に暮らす。それは理想である。しかし、現実には差別、偏見、抑圧、暴力、戦争があり、共生を阻む様々な現実がある。それでも私たちは平和学の学徒として、人々の多様な能力の実現を阻む構造的暴力の除去に努め、直接的な暴力に依拠しない共生の条件を模索しなければならないであろう。
本研究集会においては、日本社会における在日外国人をめぐる状況と市民による国際協力=民際協力を取り上げ、共生の多様な側面を考えたい。
在日外国人をめぐる状況に関しては、海外から日本にやってきて一定期間以上定住する人々の数が大幅に増加したのみならず、彼らの出身地域の構成は大きく変化した。そのために、在日外国人を取り巻く環境は大きな変化の中にある。そうした中でも継続する、彼ら、彼女らを取り巻く構造的暴力の現状を知る。そして、その暴力を克服するために、「共生」もしくは「多文化共生」という理念、もしくはその理念に基づく政策や活動がどの程度、有効であるのか、検証する。在日外国人に関しては部会開催に加えて、映画上映会も企画した。
他方、世界の貧困問題や経済格差の縮小に取り組む市民運動、NGO活動においても、発展途上国、南の国の人々と「ともに生きる」社会を目指すというスローガンが見られる。では、その場合、「ともに生きる」とは何を指しているのか、そもそも、経済格差(中心―周辺関係)が厳然と存在するグローバル社会において、「共生」が成り立ちうるのか、また、成り立ちうるとすれば、どうしたら「共生」は実現できるのか、などの問題を検討する。
なお、開催校特別企画フォーラムとして、東南アジア・フィリピンにおけるミンダナオ和平の問題を取り上げる。紛争が続くミンダナオの和平はフィリピンにおけるキリスト教徒とイスラム教徒との共存・共生という課題を突きつけている。日本とも関わりの深いフィリピン問題を検討し、平和と共生について議論を深める。
以上のように、「共生」という概念を鍵に、今なお根強く残る日本国内の構造的暴力の現実を検証するとともに、積極的平和を実現していくための具体的な方途について議論を尽くしたい。

11月22日(土)

午前の部 9:30 〜 12:30 
部会Ⅰ 「残虐兵器の廃絶と市民・NGOの役割−クラスター爆弾劣化ウラン兵器、核兵器の全面禁止を求めて」 ―102教室

午後の部 15:10 〜 18:00 

開催校企画部会Ⅰ「多文化共生と平和―地域・日本社会でともに生きるとは?」 ―102教室


11月23日(日)

午前の部 9:30 〜 12:30 

開催校企画部会Ⅱ 「民際協力と平和―地球の上でともに生きるとは?」 ―102教室

「共生と平和」映画上映会 ―103教室
   10:20 〜 10:50 『となりに生きる外国人―多文化共生って何?』
(2006年、アジア太平洋資料センターPARC製作。1990年代以降増加したニューカマー外国人について、労働、ことばと社会、教育の側面から検討。詳しくはhttp://www.parc-jp.org/video/sakuhin/tonari.html
   11:00 〜 12:30 『海女のリャンさん』
(2004年、原村政樹監督 さくら映画社製作。文化庁・文化記録映画大賞受賞、同年キネマ旬報文化映画ベストテン1位。戦前、済州島より日本に渡り、戦後、朝鮮半島の分断により子どもたちと引き離されてしまった在日女性、梁義憲《リャン・イーホンさん》を描く。詳しくはhttp://www.sakuraeiga.com/ama.html

午後の部 14:40 〜 17:30 

部会Ⅲ 「平和学と教育学の結節点をめぐって−平和教育学の可能性」 ―102教室

開催校特別企画フォーラム ―103教室
Forum on Moro Women Leaders: Peace Initiatives of Women Under Armed Conflicts
(「モロ女性リーダーによるフォーラム:紛争下における女性の平和への取り組み」)


● 会場には駐車場のご用意がありませんので、公共交通機関をご利用ください。

【連絡先】
開催校担当理事:佐竹眞明 名古屋学院大学教授

事務担当: 増田あゆみ准教授
456-0036 愛知県名古屋市熱田区熱田西町1番25号
名古屋学院大学商学部
E-mail:ayumi@ngu.ac.jp

日本平和学会 第18期事務局
〒180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
成蹊大学文学部 墓田研究室気付
E-mail:psaj@fh.seikei.ac.jp Fax: 0422-37-3875


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